前の項目では、ホームページを公開するまでの手順を説明しました。

では、ホームページを公開した後、その更新を自分で行っていくことは果たして可能なのでしょうか?

ホームページの更新を何故行うのか?

ホームページは、書籍のように固定された表現形式のもとに知識や思考を貯めておくメディアとは違い、時代の流れにそった最新の情報を利用者に提供していかなくてはなりません。

例えば、一昔前のデザインのままもう何年も情報の更新のされていない企業のホームページでは、何かしらの目的を持った利用者でない限りはページからすぐに立ち去ってしまうことでしょう。

これでは当然、商品販促や企業宣伝の効果は殆ど得ることができません。

個人のホームページもまた同様で、こちらは初期の作り込みの問題などから、更に顕著なクオリティの低下が時間と共に見られることになり、更新頻度を高くして情報をより多く発信していかなければ利用者は離れていく一方になります。

さらに現在、検索エンジンの上位に来るホームページのほとんどが頻繁に更新を行なっているウェブサイトになっています。

これには大手の検索エンジンが、最近の傾向として更新頻度の高いホームページを上位に持ってくるようになったのが原因だと思われます。

よって、ホームページは定期的に更新をし、常に最新の情報にしておくことが必要になります。

特に企業のホームページのように、何らかの利益をあげていく効果を得たい場合には、より細く更新をしていくようにしましょう。最低でも一ヶ月に一度は更新を行いたい所です。

ホームページ更新をするためのソフト

ホームページを更新するためには、HTMLソースを書き換えていかなければなりません。

ですが、もしも数十ページに及ぶサイト構成をしていて、更に作成してから長い時間が経っている場合、ソースを一から理解しなおしてあれこれと書きなおしていくのは非常に手間のかかる作業になります。

そこで、前の項目でも取りあげたWebオーサリングツールを使用し、更新作業を効率よく行っていくのが好ましいと思われます。

これらを使用して、テキストや画像を視覚的に調整し、デザインを直接変えていくことで更新の作業の効率化を図ることが出来ます。

また、Dreamweaverのテンプレート機能を使用して複数のページデザインを一括で管理するといった、ソフトの特徴を生かしたホームページの更新をしていくことも、より作業の効率化に繋がっていきます。

なお、ソフトの選定には作成者の技術力も加味しなければなりません。

例えばDreamweaverではデザインの自由度が非常に高く、より完成度の高いホームページを作成することが出来ますが、その機能性故にHTMLの理解力もそれなりに求められることになります。

一方、ホームページビルダーでは初心者向けの機能が揃っており、HTMLの知識がなくても比較的簡単に作業を進めていくことが出来ます。

また、前項でもお話しましたWordpressで制作したホームページであればオーサリングツールを使用しなくてもスマホ上でも更新ができるようになります。

ホームページを更新をしていくには・・・

更新頻度をあげていくということは結果的に、SEO対策やホームページのクオリティアップに繋がっていくことになります。

ホームページは人間と一緒で、人を育てていくような気配りを行うことが非常に重要になるのです。

よって、ホームページをコンテンツとして保つためには頻繁に更新を行っていくことが必須になります。

自分でホームページの更新を行っていくことは、現在では上記のWebオーサリングツールを使うことによって比較的安易なものとなってきています。

ですが、企業に制作依頼をしたホームページの更新をするのには、それなりの知識もまた必要になってくるのも事実です。

よって、基本的には製作元がその更新を担当するのがベストでしょう。

多くのホームページ制作会社ではホームページ更新料を月額で徴収することが多々見受けられます。

これでは、特に更新の多くない月などでは不明確なコストが生じることになります。

そこで当社では、不透明な更新料を発生させることのない、更新の度に料金を徴収するシステムを採用することとしています。