Google社から「不正使用されているサイトに関する危険が検出された」との通知を受け広告の出稿が強制ストップに遭ってしまった場合に起きた様々な問題と、それを解決するまでのプロセスを詳しく解説します。

1,広告が強制ストップした経緯

4月の初めに当社のビジネスパートナーが運営するクライアントのウェブサイトがハッキング被害に遭い、Googleから「不正使用されているサイトに関する危険が検出された」との通知を受け、広告が強制停止されたので改善してほしいとのご依頼を受けました。

当社にてすぐに対応にあたりましたが、Google広告の再出稿申請は拒否されてしまいました。

2,被害の修正と2度目の申請

これらの結果を受け、当初はバックドアを完全に取り切れなかったと思い、再度ファイルの確認と、ファイルの差異の確認を行ってみましたが、特に改ざんの形跡は見つからなかったため、Googleに改ざんの駆除における経緯を伝え、再申請を行うも再度拒否されてしまう結果に。

この時点で過去の削除したファイルを指摘されたり、新たに改ざん結果が増えたりしているのにも関わらず、前回のフィルとの差異がなかったため、「誤検知」を疑い調査を開始しました。

3,誤検知の発見と解決に向けたアプローチ

調査を進める中で、念のためGoogle傘下のVirustotalを利用して再度ウェブサイトをスキャン。

その結果、Netcraft社とCyRadar社がウイルスを検出しているということが発覚。(なぜ前回と違う結果になるのか???)

様々な根拠を見つけるうちにこれらの問題は誤検知によるものだと推測。

ダメもとでNetcraft社とCyRadar社に「サイトは修正済みなので現在のスキャン結果は誤検知ではないか?」と直談判を行ったところ、あっさり誤検知を認め、セキュリティ結果を修正してもらうことになりました。

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4,最終的な解決

これらの経緯をGoogle社に説明したところようやく動いていただくことになり、最終的に誤検知を認めてもらうことができました。

しかしながら、時間を置いても広告の出稿は不承認のままの状態が続き、再度サポートに問い合わせたところ、キャンペーンを作り直してみると出稿できるかもしれませんとの回答(てかGoogleでもわからないトラブルなんかい!)

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5,ようやく広告が出稿できた

時間はかなりかかってしまいましたがようやく出稿できるようになりました。結論としては審査は自動、手動両方でで行っており、明確な審査基準の案内は難しいとのこと。早めのシステム改善を望みます。

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6,まとめ

結果的には、複数のセキュリティ業者との直談判と、Google社への粘り強い対応が必要となりました。

このように、たとえ大手のGoogle社でも技術的な誤検知が起こる可能性があるため、弊社のような問題に直面した時には根気強く対処し、正確な情報を提供することが重要となります。

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