ニッチな商品を販売するのって、正直難しいですよね。「こんなに良い商品なのに、どうして思ったように売れないんだろう？」と悩んでいる方も多いはず。実は、私たちも最初は同じような壁にぶつかっていました。
でも、適切な戦略と努力次第で、ニッチな商品でもしっかり売れるようになります。
知っている方もいますが、実は私たちの会社では、12年ほど前から特定の車種に向けたインナーバッフルボードという通常なら聞き覚えのない商品を月に120セットほど販売している実績があります。
この商品は、一度購入すると車を変えない限り買い直す必要がないため、ほとんどリピート購入がありません。そんな悪条件にも関わらず新規客のみの購入だけで12年間にわたって毎月120セット以上を販売しています。
この話をすると「リピートが期待できない商品で、それだけの実績を作れるの？」と驚く方もいるかもしれません。ですが、それが可能になったのは、商品の価値をしっかり伝え、必要としているお客様に届くよう工夫を重ねたから。この記事では、そんな私たちの経験をもとに、ニッチ商品の販売で成果を出すための考え方や戦略をお伝えしていきます。
どうすれば売れるようになるのかを事例を交えながら、あなたの商品を「売れる商品」に変えるためのヒントを見つけていきましょう！
ニッチ商品の特徴と魅力
ニッチ商品は、大手企業やメジャーな商品がカバーしきれない、特定のニーズを持ったお客様をターゲットにしています。そのため、「これは自分にピッタリだ！」と思ってもらえると、一気に心を掴むことができる商品でもあります。
例えば、私たちが扱うインナーバッフルボードは、特定の車種向けに設計された専門的な商品です。一般の方には馴染みが薄いですが、カーオーディオにこだわりを持つ人たちにとっては「これがあるだけで音質が全然違う」と実感してもらえる魅力があります。このように、ニッチ商品は市場規模こそ小さいものの、特定層に深く刺さる商品であれば、十分に成功する可能性を秘めています。
メジャー商品との違いと売れるポイント
メジャー商品は、多くの人に受け入れられるような汎用性や普遍的な価値を提供します。一方、ニッチ商品は、特定の課題やニーズに特化しているため、「自分に必要な商品」と感じてもらえると、強い支持を得られるのが特徴です。
ただし、メジャー商品と違って、ニッチ商品を売る際には独自のアプローチが必要です。特に重要なのが、「その商品を使うことでどんな未来が描けるか」をしっかり伝えることです。
例えば、インナーバッフルボードの場合、「これを取り付けることで、好きな音楽がまるでライブ会場で聴いているような臨場感で楽しめる」という未来を提案します。単に「音質が良くなる」と伝えるだけではなく、「音楽をもっと楽しめる生活」「車内空間がまるでライブ会場のような空間に生まれ変わる」などがイメージできるようなストーリーを描くことが、購買意欲を引き出す鍵となります。
売れない原因を探る
ニッチ商品を販売する際に最も多い悩みの一つが、「良い商品なのに全然売れない…」というものです。
実際、どんなに素晴らしい商品でも、適切なターゲットに届いていなければ売れないのは当然です。
ここでは、ニッチ商品が売れない主な原因を3つ挙げ、その解決策を見つけるヒントを探ります。
1. ターゲットの設定ミスと認知不足
売れない理由としてまず考えられるのは、「誰に売りたいのかが明確になっていないこと」と「そもそも商品自体を知られていないこと」です。
特にニッチ商品は、一般的な商品に比べて市場が狭いため、ターゲット層をしっかり絞り込む必要があります。ただ、それだけでは十分ではありません。
例えば、インナーバッフルボードのターゲットを「車を持っている人全員」と設定してしまうと、広すぎて本当に必要な人に届きません。その代わり、「カーオーディオにこだわる車好き」や「特定の車種を愛用している人」というように具体的なターゲット層を設定し、その層に向けた広告やプロモーションを展開することで、商品への認知を広げ、訪問者数を増やすことが可能です。
また、マーケティングの第一歩は「認知」から始まります。まずは、商品が本当に届けたい人に認知されているかを確認することが重要です。Googleアナリティクスなどの解析ツールを活用すれば、アクセス数や訪問者の属性を把握できます。
もし訪問者数が極端に少ない場合は、次に進む前に認知を強化する必要があります。この段階では、有料広告を活用してでも、まずはターゲット層に「商品の存在」を知ってもらうことが最優先です。適切な広告運用で、商品の魅力を伝えるチャンスを増やしましょう。
2. 販売戦略の不備
どんなに良い商品でも、それをどう販売するかを考えなければ売れません。特にニッチ商品では、ターゲット層に刺さる販売戦略が求められます。
例えば、ニッチ商品の場合、一般的なテレビCMや大量配布の広告は費用対効果が低いことがあります。
3. マーケティング力不足
売れない原因の多くは、商品そのものではなく、マーケティングが適切に行われていないことにあります。特に、商品の価値や使い方を顧客に伝える力が不足していると、せっかくの良い商品も埋もれてしまいます。
ここで重要なのは、「お客様がその商品を手に入れることで得られる未来」を具体的に伝えることです。
売れる商品に変えるための具体策TOP3
ニッチ商品を「売れる商品」に変えるためには、ターゲット層へのアプローチや商品の訴求方法に工夫が必要です。ここでは、具体的な戦略とともに、商品の魅力を最大限引き出す方法をご紹介します。
1. ターゲット層を絞り込み、具体的なペルソナを作成する
最初に取り組むべきは、「どんな人がこの商品を必要としているのか？」を明確にすることです。ニッチ商品では市場が狭いため、ターゲットがぼやけていると効果的なアプローチができません。
具体的には、以下を考えながらペルソナを設定します
- 年齢、性別、ライフスタイル
- 具体的な悩みやニーズ
- 商品を購入する動機やタイミング
2. 商品の価値を未来の体験として伝える
商品の魅力を伝えるとき、単に「どんな機能や特徴があるか」を説明するだけでは不十分です。大切なのは、「その商品を使うことでお客様にどんな未来や体験が待っているか」をイメージさせることです。
例えば、人参のような副食材を販売する場合、「この人参は甘くて栄養価が高い」といった説明だけでは、商品の魅力が十分に伝わらないことがあります。特に、人参のような目立ちにくい商品に直接焦点を当ててしまうと、その良さがわからないままスルーされるケースが出てきます。
そこで、以下のような伝え方を行います。
「この人参をカレーに入れると、甘みがスパイスを引き立て、家庭のカレーがレストランのように美味しくなるんです！」
このように、商品が活躍する具体的なシーンを示すことで、商品の価値が一気に引き立ち、購買意欲を高めることができます。
以下で具体案を説明させていただきます。
3. 商品が輝く「シーン」を具体的に提案
単に商品の特性を説明するだけでなく、それを使う場面やシーンを具体的に提案することが購買意欲を高めるポイントです。
- 例1: キッチン用品の場合
「このフライパンで焼いたステーキはジューシーで香ばしく、プロの味を自宅で楽しめます。」 - 例2: 日用品の場合
「このエコバッグなら、お買い物帰りにオシャレなカフェに立ち寄っても映えるデザインです。」
このように、商品が日常の中でどう使われるのか、どんな喜びをもたらすのかを具体的に示すことで、購買意欲が自然と高まります。
売れないものはない！あなたの商品は欲しい人に必ず届きます
この記事を通じて、ニッチ商品でも「売れる商品」に変えるためのヒントや具体策をお伝えしてきました。大切なのは、知識を行動に移すこと。まずは小さな一歩を踏み出してみましょう！
実践を始めるために、こんな行動を試してみませんか？
- 商品を必要としている人にもっと近づく
ターゲット層が集まりそうなSNSグループやオンラインフォーラムを探して、参加してみましょう。お客様の声を直接聞くことで、新しいヒントが得られるかもしれません。 - 商品の未来像を発信する
あなたの商品が「どんな未来を実現するのか」を、自分の言葉で伝えてみてください。短い動画や画像を使うのも効果的です。 - 信頼できる相手に相談する
ビジネスには専門的な視点が役立つ場面があります。「こうしたらいいかも」と思いついたら、それが適切かどうか相談するだけでも安心感が得られます。
初回30分無料相談開催中
商品についてのお悩み、ホームページについてのお悩みなど、初回のみ無料相談行っております。何か困ったことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
株式会社 ウィズ・プランニング 代表取締役 留辺蘂商工会議所議員
LINE公式における Green Badge取得
北海道出身北海道留辺蘂町という人口9千人に満たない小さな町を拠点としながら独自の集客方法で、東京・大阪・福岡・名古屋・沖縄、そして海外に至るまで幅広いクライアント層を確立。
そのかたわら、TV/CMなどで活躍している大手上場企業や芸能プロダクションなど、多くのウェブ制作、デザイン業務、講師業にも携わっている。
ホームページの導線設計やLINE公式を活用した集客、販売の仕組み化を得意とする。
趣味はベースギターと一眼レフカメラ、腕時計収集、旅行
