ホームページで情報発信をしていても、なかなか商品やサービスが売れない…。
そんな悩みを抱える方は少なくありません。特にランディングページ(LP)を一生懸命作ったのに成果が出ないと、「なぜだろう?」と頭を抱えてしまいますよね。
実はここに落とし穴があります。多くの方は「営業視点」でLPを作ってしまっているのです。営業視点とは、目の前にお客様がいて、直接説明できる前提の考え方です。対して、ホームページやLPは、お客様が自分で情報を見に来る場所。つまり、先にパンフレットが配られ、その内容だけで興味を持ってもらう必要があるのです。
この記事では、ホームページ集客において「マーケティング視点」がなぜ重要なのかをわかりやすく解説します。読み終わる頃には、あなたのホームページを見直すポイントがきっと見えてくるはずです。
営業視点とマーケティング視点の違い
営業視点とは、対面営業を前提とした発想です。例えば、あなたがパンフレットを持ってお客様の前に立つとき、きっと最初に「こんにちは、私たちはこういう商品を扱っています」と口頭で説明をしますよね。その後、パンフレットを渡して詳しい情報を見てもらいます。この場合、パンフレット自体が完璧である必要はありません。なぜなら、あなたという営業マンが補足・説明できるからです。
一方、ホームページやLPの場合はどうでしょうか?
そこには営業マンはいません。お客様が自らアクセスし、自分のタイミングで情報を見ます。つまり、「パンフレットを先に配る」状況と同じです。もし内容がわかりにくかったり、興味を引けなかったりすれば、すぐに離脱されてしまいます。補足説明のチャンスはないのです。
ここで必要なのが「マーケティング視点」です。
マーケティング視点は、「限られた情報だけでお客様を動かす」ことを意識する発想です。相手の心理を読み、どんな順番で情報を見せれば興味を持つか、何を伝えれば行動を起こしてもらえるかを常に考える必要があります。
この視点がないまま、営業マン視点で作られたLPでは、せっかくの集客が無駄になってしまうことが多いのです。
なぜマーケティング視点が重要か
なぜホームページ集客にマーケティング視点が重要なのか?もう少し掘り下げていきましょう。
理由は大きく3つありますので順に説明してゆきます。
1. 顧客は「自分で情報を探しに来る」時代
今の消費者は、わざわざ営業を待ちません。興味があるものは自分で検索し、比較し、納得したら行動します。つまり、最初に見つけてもらうこと、そこで興味を引くこと、この2つが非常に重要なのです。
2. 情報の魅せ方で勝負が決まる
パンフレット型のLPは、言葉・デザイン・順番でお客様の心を動かさなければなりません。例えば、有名なデータとして、「訪問者の55%は滞在15秒以内に離脱する」という調査結果(HubSpot調べ)があります。つまり、最初の数秒で興味を持たせないと、せっかくの訪問も無駄になるのです。
3. 成功するLPは心理を設計している
売れているLPは、ただ情報を並べているだけではありません。
「なぜこれが必要なのか」「どんなメリットがあるのか」「今行動しないと損かもしれない」という心理設計がしっかり組み込まれています。
これは単なるセールス文章ではなく、相手の心を動かす仕掛けを用意する=マーケティング視点のなせる技なのです。
このように、ホームページは単に情報を置くだけでは機能しません。
営業現場のような補足説明はできないため、ページそのものが「興味を引き」「魅力を伝え」「行動を促す」設計になっている必要があります。
それができるのは、営業視点ではなく、マーケティング視点の力なのです。
自分のホームページを見直す3つのポイント
ここまでで、営業視点ではなくマーケティング視点が必要だと理解できたと思います。
では、実際に自分のホームページやLPをどう見直せばよいのでしょうか?
具体的なチェックポイントを挙げていきます。
✅ 1. セールス色が強すぎないか?
「とにかく売りたい!」という気持ちが前面に出ていないでしょうか?
例えば、冒頭から「買ってください!」「今すぐ申し込んでください!」と畳みかけるような構成は、かえってユーザーの警戒心を煽ります。
まずはユーザーの興味・関心を引き、「これは自分に関係がある話だ」と思ってもらうことが大切です。
✅ 2. 情報の見せ方はユーザー視点か?
ホームページの内容は、専門用語ばかりで難しくなっていませんか?
自分たちの業界では当たり前の言葉でも、初めて訪れたユーザーにはわかりづらい場合があります。
また、ページ内の情報の順番や視線誘導も重要です。ユーザーが自然に読み進められる流れになっているか確認しましょう。
✅ 3. 無料相談で第三者の視点を取り入れる
自分だけでチェックするのは限界があります。だからこそ、プロの目で改善点を見てもらうのがおすすめです。
無料相談では、LPやホームページの「どこが弱いのか」「どんな改善が必要か」を具体的にアドバイスできます。
一度、外部の視点を入れることで、自分では気づけなかった課題が見えてきます。
このように、自社ページを冷静に見直し、必要ならプロに相談するのが、売れるLP作りへの第一歩です。
まとめ
これまでお伝えしてきたように、ホームページやLPでの集客は、営業視点ではなくマーケティング視点が求められます。
営業現場では、直接の補足説明や説得ができますが、ホームページではそうはいきません。
ページそのものが「興味を引き」「魅力を伝え」「行動を促す」設計になっていなければ、訪問者はすぐに離脱してしまいます。
しかし、自分たちだけでこうした設計を見直すのは簡単ではありません。
だからこそ、無料相談をぜひ活用してください。
無料相談では、あなたのホームページやLPを第三者の視点からチェックし、
- 集客の導線は正しいか
- ユーザー視点で魅力が伝わっているか
- どの部分を改善すれば成果につながるか
を具体的にアドバイスします。
あなたのビジネスの可能性を広げるために、まずはお気軽にご相談ください。
株式会社 ウィズ・プランニング 代表取締役
北海道出身北海道留辺蘂町という人口9千人に満たない小さな町を拠点としながら独自の集客方法で、東京・大阪・福岡・名古屋・沖縄、そして海外に至るまで幅広いクライアント層を確立。
そのかたわら、TV/CMなどで活躍している大手上場企業や芸能プロダクションなど、多くのウェブ制作、デザイン業務、にも携わっている。
ホームページの導線設計やLINE公式を活用した集客、マーケティングの仕組み化を得意とする。
趣味はベースギターと一眼レフカメラ、腕時計収集、旅行