埋もれやすいSNS集客の欠点を補うことができるのがホームページ(ブログ)
現代のビジネスにおいて、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は重要な集客手段の一つとなっています。
Facebook、Instagram、Xなど、さまざまなSNSプラットフォームが存在し、それぞれの特性を活かして多くの企業が顧客と直接コミュニケーションを図り、商品やブランドの認知度を高めています。
しかし、SNSを使った集客にはいくつかの課題があります。例えば、SNSはリアルタイムで情報が流れるため、投稿が埋もれやすく、見てもらえる時間が非常に短いのが現実です。また、予告なしに来るアルゴリズムの変更などで、フォロワー全員に投稿が届かないこともしばしばあります。
このような状況下で、SNSだけで効果的、且つ、継続的に集客を行うのは非常に困難です。
もし、あなたがホームページをお持ちであれば、SNSを効果的に連携させることで、より強力な集客効果と持続効果を発揮することができるようになることをご存じでしょうか?
その方法を知る前にまずはSNSとホームページ(ブログ)の「メリット」と「デメリット」を知る必要があります。
SNSのデメリット
デメリット1:情報の流動性と投稿の埋もれやすさ
先ほどもお話いたしましたがSNSの最大の特徴は、その情報の流動性です。これは、ユーザーが常に新しい情報を受け取れるという点で大きなメリットですが、ビジネスにおいてはデメリットにもなり得ます。特に、企業の投稿は他の多くの投稿と一緒にタイムライン上で流れていくため、フォロワーが見逃してしまうことが頻繁にあります。
たとえば、Facebookの投稿は平均して90分でピークに達し、その後急速にエンゲージメントが減少します。InstagramやXではさらに短い時間で、投稿が埋もれてしまう可能性があります。このような状況では、せっかくのマーケティング努力が十分に報われないことが多いのです。
デメリット2:アルゴリズムの変更による影響
SNSプラットフォームのアルゴリズムは頻繁に変更されます。これにより、フォロワー全員に投稿が届く確率が減少することがあります。例えば、Facebookは近年、ユーザーのニュースフィードに表示される投稿をより個人的なコンテンツにシフトさせ、企業の投稿の表示頻度を減らしています。
このようなアルゴリズムの変更は、企業のSNS戦略に大きな影響を及ぼします。フォロワー数が多くても、実際に投稿を見てもらえる人が少なければ、期待する効果は得られません。このため、SNSだけに頼るのではなく、他のチャネルも活用する必要があります。
デメリット3:計測が行いにくい
SNSプラットフォームでは、訪問者の行動を詳細に追跡するツールが限られており、どの投稿が効果的だったのか、具体的な経路やコンバージョン率を把握するのが難しいことがあります。これにより、効果的なマーケティング戦略の最適化が困難となる場合があります。
ホームページやブログのメリット
次は、ホームページやブログ集客のメリットやデメリットをご紹介いたします。
メリット1:安定した情報提供と蓄積
ホームページやブログは、SNSと異なり情報の流動性に左右されません。そのため、訪問者が過去のコンテンツにもアクセスしやすく、情報を蓄積することができます。
また、ブログ記事やホームページは検索エンジンによってインデックスされることから、適切なキーワードを設定することで、ユーザーが特定の情報を検索した際に表示されやすくなります。これにより、継続的に新しい訪問者を獲得することが可能です。
メリット2:ブランドの信頼性と専門性の向上
ホームページやブログを持つことで、企業やブランドの信頼性と専門性を高めることができます。SNSでは短い投稿や視覚的なコンテンツが主流ですが、ホームページやブログでは詳細な情報や専門的な知識を提供することが可能です。
例えば、製品やサービスに関する詳細な説明、業界のトレンドに関する分析記事、顧客の成功事例などをブログ記事で発信することで、読者に信頼される存在となることができます。これにより、ブランドの権威性が向上し、顧客との関係が深まります。
メリット3:コンバージョンの追跡が効果的にできる
詳細な解析ツールの利用: ホームページやブログでは、Google Analyticsやヒートマップツールなどの解析ツールを利用することで、訪問者の行動を詳細に追跡できます。どのページが最も訪問されているのか、どのリンクがクリックされているのかを把握できます。
また、 訪問者がどのような経路でホームページにたどり着き、どのような行動を取るのかを理解することで、マーケティング戦略を最適化し、ターゲットオーディエンスに対してより効果的なアプローチが可能です。
これらのデータを基に、効果的なページ構成や配置を行うことで、コンバージョン率を向上させることができます。実際のデータに基づいて改善を重ねることができるで、より高い成果が期待できます。
ホームページ(Blog)のデメリット
デメリット1:コンテンツが浸透するまでに時間がかかる
コンテンツにのトラフィックを増やすためにはSEOを意識した投稿が必要です。また、結果が出るまでには数ヶ月から1年以上かかることもあります。
デメリット2:専門知識の必要性
効果的なホームページ(ブログ)を運営するには、SEOやコンテンツマーケティング、ウェブ解析などの専門知識も必要となります。これらの知識が不足している場合、外部の専門家に依頼することも検討する必要があります。
デメリット3:初期投資と運用コスト
ホームページ(ブログ)を立ち上げるには、デザインや開発、ホスティングなどの初期投資が必要です。また、公開後も解析の結果によっては修正が発生し、継続的に運用コストがかかる可能性があります。
SNSとホームページを使って集客効果を持続させるには
SNSとホームページ(ブログ)の役割分担
ブログ記事を投稿したら、SNSでそのリンクをシェアします。これにより、多くの人に記事が届き、ブログ記事へのトラフィックが増えます。結果として、SEO効果も向上します。
ただし、単にリンクをシェアするだけでは不十分です。必ず、ブログ記事の簡単な要約を添えてシェアしてください。これにより、ホームページ(ブログ)への誘導が効果的になります。また、SNS内で結論やその理由を完全には明かさないことがポイントです。
週刊誌の活用法を参考にする
週刊誌をイメージしてください。週刊誌の表紙がSNS、各ページがホームページ(ブログ)と考えます。SNSには簡単な要約と答えを記載し、その理由や詳細はホームページ(ブログ)で説明します。
例えば、週刊誌の表紙にすべての内容が書かれていたら、中身を見る人は少なくなります。同様に、SNSには興味を引く内容だけを記載し、詳細はブログで説明します。
このようにして、SNSとホームページ(ブログ)の役割分担を明確化させることで、効果的な情報発信をが行えるようになります。
SNS→ホームページ(ブログ)集客誘導を取り入れた企業様の成功事例
企業S様の事例
企業S様は、SNSを中心に集客活動を行っていましたが、投稿の埋もれやすさとアルゴリズムの変更により、十分な成果を得られていませんでした。そこで、SNSを使いつつ、ホームページに誘導することにしました。
取り組み内容
ホームページのリニューアルを行い、明確なナビゲーションとレスポンシブデザインを導入。
定期的に専門的なブログ記事を投稿し、SEO対策を強化。
ブログ記事をSNSでシェアし、SNSフォロワーをホームページに誘導。その結果、検索エンジンからのトラフィックが増加し、ホームページの訪問者数が2倍に。
ブログ記事がSNSでシェアされることで、SNS上のエンゲージメントも向上。
ホームページを訪れたユーザーが製品やサービスに興味を持ち、問い合わせ件数が増加いたしました。
企業F様の事例
企業F様は、主にInstagramを利用して商品のプロモーションを行っていました。しかし、投稿が一時的にしか見られず、長期的な集客に課題がありました。そこで、SNSを活用しつつホームページへ誘導を行いトラフィックを増やすことにしました。
取り組み内容
ブログを開始し、商品に関する詳しい情報や使用方法を紹介する記事を定期的に投稿。
InstagramでBlog記事のリンクをシェアし、フォロワーをBlogに誘導。
ブログ記事内に関連商品のリンクを設置し、直接購入ページに誘導。その結果ブBlogからホームページへのトラフィックが大幅に増加。
訪問者がBlog記事を通じて商品の詳細を理解し、購入率が向上。
長期的に安定した集客を実現し、売上が着実に増加。
まとめ
今回は、ホームページをお持ちの方が対象の話となってしまいましたがホームページ(ブログ)の役割分担を理解した上で活用できれば、SNSだけでは得られない多くの利点があることがお分かりになったかと思います。
ホームページは完成がゴールではないのでSNSの集客効果を活用し、どんどんホームページへ誘導してゆきましょう!
株式会社 ウィズ・プランニング 代表取締役 留辺蘂商工会議所議員
LINE公式における Green Badge取得
北海道出身北海道留辺蘂町という人口9千人に満たない小さな町を拠点としながら独自の集客方法で、東京・大阪・福岡・名古屋・沖縄、そして海外に至るまで幅広いクライアント層を確立。
そのかたわら、TV/CMなどで活躍している大手上場企業や芸能プロダクションなど、多くのウェブ制作、デザイン業務、講師業にも携わっている。
ホームページとLINE公式を活用した集客、販売の仕組み化を得意とする。
趣味はベースギターと一眼レフカメラ、腕時計収集、旅行